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こんにちは さいじょう鍼灸院の西條です。
今回は、妊娠するしくみをわかり易く解説して行きます。
妊娠のしくみ
あなたは妊娠のしくみを知っていますか?
卵子と精子が受精して子宮に着床することでしょ
知ってますよ。
では、どのようにして排卵され、どのようにして精子と出会い、受精し、どのようにして子宮内膜に着床するのかわかりますか?
・・・・・
わかり易くお話しして行きます。
妊娠のしくみを知っておくと
どのようにして妊娠に至るのかを理解することによって、
今すべきことがわかり、妊娠に近づきます。
妊娠のしくみを漠然とした知識では、
今と何も変わらず、ただ時間だけが過ぎてしまい妊娠は遠ざかる恐れがあります。
排卵のしくみ
脳の視床下部から、
「そろそろ排卵したまえ」
と脳下垂体に性腺刺激ホルモン放出ホルモンという名の命令がが出されます。
命令を受けた脳下垂体は、
「排卵の準備をしてください」
とウズラの卵ほどの卵巣に卵胞刺激ホルモンという名の命令が出されます。
命令を受けた卵巣は、
卵巣内にある原始卵胞(卵子の素)を発育し、成熟させます。
原始卵胞は胎児から存在し、生まれた時には、200万個といわれています。
毎回、数千、数百もの原始卵胞からオーディションを勝ち抜いて最終選考に残った
数個から数十個の原始卵胞が成熟して大きくなり卵胞となります。
大きくなった卵胞からは、
卵胞ホルモン(エストロゲン)を出して、子宮内膜に栄養と血液を送り
子宮内膜を柔らかくし、着床の準備を行います。
最終選考の中でも最も早く大きくなった卵胞がグランプリに輝き、敗者は消滅してしまいます。
グランプリに輝いた卵胞の直径が20mmに達すると
「排卵の準備ができました」
と卵胞から脳下垂体に報告がされます。
報告を受けた脳下垂体は、
「では、排卵してください」
と排卵許可の黄体化ホルモン(LH)を出します。
排卵許可を得た卵胞が裂けて、卵子が飛び出します。
これが排卵です。
受精のしくみ
卵子が飛び出した後の卵胞からは
黄体ホルモン(プロゲステロン)を出して排卵完了のサインを出します。
排卵官僚のサインを受けると
子宮内膜には栄養たっぷりでふっかふっかの血液ベッドを用意して受精卵を待ちます。
卵胞から飛び出した卵子は、
イソギンチャクのような卵管采にキャッチされ、パレードされながらゆっくりと卵管の広い場所(卵管膨大部)で精子グランプリ受賞者を待ちます。
卵胞から飛び出た卵子は12~24時間しか生きていられません。
卵子は新鮮なほど受精力が強いです。
質の良い卵子は飛び出て卵管膨大部まで
行きつくまでの時間が短いために受精力も高いのですが、
質の低下した卵子は卵管膨大部までたどり着けなかったり、時間がかかりすぎて
鮮度が落ちてしまうために受精力が低くなってしまいます。
一方、精子では…
膣内に放出された精子は卵子が待つ卵管膨大部へ泳いで行きます。
一度の射精で放出される精子は1億~3億匹といわれています。
膣内は雑菌から身を守るために強い酸性になっています。
たんぱく質が主成分の精子は、この過酷な環境化では生きられずに99%の精子は死んでしまいます。
ちなみに、膣の奥で射精することが少しでも多くの精子を子宮内に到達させる率を上げる方法です。
子宮からアルカリ性の子宮頚管粘液を出して、精子を助けて子宮に迎え入れます。
やっとの思いで子宮内に入った精子たちに次なる試練が待ち受けます。
それは白血球という名の精子ハンターの登場です。
白血球は精子を異物だと認識するためにものすごい勢いで精子を攻撃し始めます。
命からがら卵管に逃げ込んだ精子は過酷な旅の中で受精能力を授かります。
受精能力を身に着け、精子たちはレベルアップします。
射精から数十分から数時間で卵管膨大部にたどり着くのです。
卵管膨大部に到着する精子の数はわずか数百の仲間だけになってしまっています。
卵管膨大部で卵子がいなければ精子たちは3日前後待ちます。
生命力の強い精子は7日生きるものもいます。
タイミングよく卵子と精子たちが出会った時、精子たちは卵子の周りにある卵丘細胞を掻き分け
卵子の殻である透明帯を溶かそうと頭から酵素を出します。
1匹の精子の酵素だけでは透明帯は溶かすことができません。
精子たちみんなが卵子を取り囲み一斉に酵素を出します。
殻に穴が開いた瞬間に精子が卵子の中に入ります。
精子が入ると透明帯は性質を変化させ他の精子が入れないようにします。
精子と卵子の核が合体して受精となります。
着床のしくみ
精子と卵子が受精したものを受精卵といいます。
受精卵は
2分割
4分割
8分割
16分割
桑実胚
胚盤胞
と成長し、胚芽という名の手を身に着けながら卵管膨大部から子宮へと進んで行きます。
その時間は3,4日か借ります。
一方、子宮内では…
栄養分たっぷりのふっかふっかの血液ベッドを用意して受精卵を待ちます。
肺盤胞が子宮内膜にもぐりこみ胚芽という名の手でしっかり固定し安定させます。
これが着床です。
以上の過程で妊娠は成立となり、出産まで子宮内で成長します。
いかがですか?
漠然としたものから、はっきり理解できたのではないでしょうか。
ホルモンの重要性
卵子の湿の重要性
精子の湿、運動率の重要性
タイミングの重要性
子宮内膜の厚さの重要性
など理解しただけでも妊娠に近づいています。
わかりやすい動画があるので、こちらも見ておいてください。
生命誕生までの動画
今後は
・ホルモンを調節する方法
・卵子の質を上げる方法
・精子の質、運動率を上げる方法
・タイミングの正しい方法
・子宮内膜を厚くする方法
などを話して行きますので、楽しみにしていてください。
それではまた。