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こんにちは さいじょう鍼灸院の西條です。
今回は妊娠しやすい季節についてのお話です。
季節によって妊娠率が変わるの?
と、あなたは思ったかもしれませんね。
妊娠を望む多くの方々を治療してきて私自身も実感していたことですが、春は妊娠しやすい季節です。
今朝も1人、妊娠の報告を受けました。
これから妊娠の報告が多くなってくるかと思うと嬉しくてたまりません。
なぜ春は妊娠しやすいのでしょうか?
それは東洋思想の陰陽に関係があります。
陰陽とは
形のあるもの、ないものに関わらず
万物全てが「陰」と「陽」から成り立っていると言う考え方です。
陰と陽が調和して初めて自然の秩序が保たれます。
陰は寒性、停滞、消極的などのイメージです。
陽は熱性、活動、積極的などのイメージです。
陰 | 地 | 下 | 内 | 暗 | 右 | 女 |
陽 | 天 | 上 | 外 | 明 | 左 | 男 |
陰の中にも陽はあり、陽の中にも陰はあります。
女性は陰ですが、女性の上半身は陽であり、女性の左側も陽です。
また、陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となるといわれています。
水を加熱していると沸騰して水蒸気に変わります。
水から水蒸気に変わる時が、陰から陽に変わった時です。
水蒸気が冷えればまた水に戻ります。
水蒸気から水に変わった時が、陽から陰に変わった時です。
また同じように水を冷やしていくと氷になります。
水から氷に変わった時が、陽から陰に変わった時です。
氷を温めていくと水に戻ります。
氷から水に変わった時が、陰から陽に変わった時です。
季節と陰陽
春夏秋冬と季節がありますが、これを陰陽に分けると、
秋分から冬至、春分にかけてが陰で、
春分から夏至、秋分にかけてが陽です。
冬至は陰が最も強まるときです。
夏至は陽が最も強まるときです。
秋分と春分は陰陽調和している時です。
冬至は一年で一番日の短いときであり、夏至は一年で一番日の長いときです。
秋分や春分はお昼と夜が同じ時間のときです。
また秋分と春分はお彼岸といいますね。
よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋分を境に陰が勝っていくので暑さも終わり、秋分を境に陽が勝っていくので寒さも終わると言うことなのです。
春分が過ぎて陽が勝ってくる春は陽の性質が強くなり、すべてが活動的になります。
我々、人間の体も活動的になり、細胞が活性化して生命力が高まります。
生命力が高まれば妊娠力も高まります。
ですので春に妊娠しやすくなるのです。
ただ注意が必要なのは、病気も活動的になると言うことです。
芽吹く頃には調子が悪いんだよ・・・と訴えるご年輩が多くいます。
良いものだけではなく悪いものも活動的になってしまうのです。
病気を予防するために
・旬の野菜や果物を食べる
・睡眠をしっかりとる
・運動をする
・ストレスをためない
以上を心がけてこの妊娠力が高まっている春に
さらに妊娠力を上げる生活をして妊娠に近づきましょう。
それではまた
楽しみにしていてください。