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こんにちは さいじょう鍼灸院の西條です。
今回は不妊症とは何かというお話です。
本屋さんにたくさんの不妊関連の本が並んでいますよね。
その多くの本が不妊治療の解説本で、治療情報ばかりに偏っているなと感じています。
治療情報ばかりに偏ると、妊娠しなければ治療が必要ということになり、治療を受ければすぐに妊娠するという誤った認識につながる傾向があります。
「なぜ治療しているのに妊娠しないのだろう…」
と不安や悩みが大きくなり、ストレスがたまり、
妊娠しづらくなる不妊治療不妊に陥ってしまっている方々を多く見ています。
治療が必要な病気で妊娠しづらいと言う事もありますが、
それは不妊に悩むカップルの10%未満にしか当てはまりません。
その他の90%以上のカップルは、明確な原因がないが妊娠力が低下しているために、まだ妊娠していないということになります。
不妊症は病気?
不妊症と聞くといかにも病気のように思いますが、身体の状態を言っているのではなく、
結果的に妊娠には至っていない状態のことを指します。
本来人間が持っている妊娠力が低下しているために妊娠には至っていないのです。
ですので、不妊症は病気ではなく妊娠力の低下している状態のことを言います。
妊娠力に影響を与えるもの
1、年齢
2、食生活
3、生活習慣
1、年齢
前にもお話しましたが、女性は28歳が妊娠力のピークで
35歳から徐々に妊娠力が低下していきます。
しかし、食生活や生活習慣をきちんとすれば卵巣や子宮、他の内臓など体内の肉体年齢は若返らせることができます。
肉体年齢を若返らせれば妊娠力は上がります。
2、食生活
高カロリー食、乳製品、肉類、インスタント食品、加工済み食品などを控えるべきです。
では何を食べればよいのでしょうか?
・精製されていない穀物
・旬の野菜や果物
・海藻類
・豆類、
・少量の小魚
これらのような昔ながらの日本食を食べるべきです。
アメリカのセレブの間では健康志向が高まり、昔ながらの日本食がブームになっています。
一方、日本では逆にアメリカ的な食事、ファーストフードが多く食されています。
その結果、現在沖縄は世界長寿の場所として有名になりましたが、
それは昔ながらの日本食を食してきた元気なお年寄りの方々が多くいるからです。
しかし、その下の世代、またその下の世代では、日本で最初にファーストフードが
食されるようになったためにかなり寿命が低くなってきていると報告されています。
妊娠力を高めるには昔ながらの日本食を食するべきです。
3、生活習慣
妊娠力を上げるためには
・睡眠をしっかりとる
・定期的に適度な運動をする
・ストレスをためない生活をする
このことに尽きます。
これらができていないと自律神経のバランスが崩れ、
ホルモンのバランスが悪くなり、妊娠しづらくなってしまいます。
また妊娠力を低下させる大きな原因である冷え性にもなってしまいます。
忙しい現代人は生活習慣を軽視しがちです。
しかし、生活習慣が妊娠力を上げる最も重要なことだと肝に銘じて睡眠、運動、リラックスした生活を心がけましょう。
不妊治療を受けると妊娠しやすくなる?
不妊治療は妊娠を妨げているものを取り除くのが本質であり、妊娠しやすくなるということではありません。
何も問題のないカップルの1周期あたりの妊娠率は20~30%です。
人工授精は5~8%
体外受精など高度生殖医療は20~30%
本来、高度生殖医療は明らかに問題があり、自然妊娠は難しいカップルに行うものです。
妊娠率が0%に近いところから20~30%まで引き上げるのが不妊治療なのです。
薬やホルモン剤が卵子の質を上げたり、精子の運動率を上げるわけではありません。
不妊治療はあくまでも生殖補助なんです。
生殖能力すなわち妊娠力が質の良い卵子や運動率の高い精子を作ります。
卵巣や子宮、精巣といった生殖器官は身体の一部であり、身体の状態が生殖器官に現れます。
身体の状態を良くすれば、すなわち身体を健康にしていけば
妊娠力が上がり、質の良い卵子や運動率の高い精子が作られ妊娠しやすくなります。
何度も言いますが、
妊娠したければ妊娠力を上げる
これが最大の近道です。
これからも妊娠力を上げるための情報をどんどん話していくので楽しみにしていてください。
それではまた次回